中国地方の外国人労働者8万人突破
投稿日:2024.02.11
人手不足反映、届け出義務化以降では初
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中国地方の外国人労働者が2023年10月末時点で8万7580人に達し、事業所にハローワークへの届け出を国が義務化した07年以降初めて8万人を超えたこと発表されました。
5県の労働局によると前年同期に比べ13.6%増え、2年続けて過去最多を更新。中小企業を中心に、人手不足に対応するため外国人を雇う動きが強まっているとの事。
▼県別 ※5県とも過去最多
広島 4万4093人( 13.9%増)、山口 1万931人( 19.3%増)、岡山 2万4052人( 11.6%増)、島根 4978人( 7.9%増)、鳥取は 3526人( 14.8%増)
<下記画像↓↓:中国新聞デジタルより引用>
▼在留資格別
- 技能実習・・・3万4316人( 21.1%増)
- 専門的・技術的分野・・・1万9363人( 32.0%増)
- 外国人を受け入れる事業所・・・1万3318か所( 5.4%増)
▼広島県の場合
外国人労働者の業種別の人数 ➡ 最も多いのは製造業の1万9549人( 44.3%)
業種別の人数の伸び率 ➡ 建設業が28.5%、介護を含む医療・福祉が25.0%と人手不足が深刻な業界で際立っています。
技能実習生をうけいれている広島市内の建設業の担当者は『炎天下で力仕事をやってくれる人は少なく、もはや外国人なしでは現場が回らない』と明かしています。
規模が小さい事業所ほど外国人に頼る傾向もあるそうで、広島県では、外国人を受け入れる事業所のうち61.6%が従業員30人未満でした。
▼5県の外国人労働者の国籍別
- ベトナム・・・ 3万2239人( 8.2%増)
- フィリピン・・・ 1万1478人( 15.9%増)
- インドネシア・・・8478人( 59.8%増)
- 中国・・・ 1万2834人( 2.4%減)
国は即戦力の外国人を中長期的に受け入れる特定技能制度の対象に、自動車運送、鉄道、林業、木材産業の4分野を加える方向で検討そうです。