【中国地域の景況感 (D.I.)】 8月調査結果
投稿日:2023.10.20
~中国経済連合会 毎年 5,8,11,2 月 アンケート調査~
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中国経済連合会より8月中国地域の企業の景況感(DI)が▲1・2と発表されました。
5月の前回調査から5.9㌽上がり、4期連続の改善です。
製造業では原材料・資材価格の高騰で悪化しましたが、非製造業では経済活動の活発化や観光・インバウンドの増加に伴う個人消費などの回復で,2019 年 5 月以来のプラス(▲6.2→+2.2)となりました。
中経連は「原材料費の高騰や為替など、企業だけでは対応できない問題が続いている。景況感は改善傾向だが勢いがなく、足踏み状態。」としています。
非製造業➡2・2と8.4㌽UP
製造業➡▲9・4と▲0.3㌽
【景況感が良い要因】
1位 個人消費の回復 46.2%〔前回比▲19.4〕
2位 観光・インバウンドの増加 41.0%〔今回初調査〕
3位 企業収益の回復 38.5%〔同+4.1〕
【景況感が悪い要因】
1位 原材料・資材価格の上昇 76.2%〔前回比+5.6〕
2位 原油価格の上昇 50.0%〔同+24.5〕
3位 個人消費の減少 38.1%〔同+16.5〕
【原材料・資材価格の動向】
非製造業➡価格転嫁できている 59.7% 今後価格転嫁予定 21.0% できておらず,今後も困難 19.4%
製造業➡価格転嫁できている 65.9% 今後価格転嫁予定 25.0% できておらず,今後も困難 9.1%
「できておらず,今後も困難」が増加しており,価格転嫁の動きが鈍化している。
【円安への対応策の実施・検討状況】
非製造業➡対策を行っている 23.9% 対策を検討中 19.6% 特に対策を行っていない・行う予定はない 56.5%
製造業➡対策を行っている 25.9% 対策を検討中 33.3% 特に対策を行っていない・行う予定はない 40.7%
製造業・非製造業ともに「特に対策を行っていない・行う予定はない」が増加傾向。
【先行き】(2、3か月後)は+2.7〔現状比+3.9〕へ改善する見通し。製造業で▲10.7〔同▲1.3〕、非製造業で+8.3〔同+6.1〕と、先行きの見通しが分かれ、現在および先行き共に「どちらともいえない」と回答した割合も多い結果となっています。
※2023.8月1日~31日調査【会員企業等713社に調査 257社(36.0%)回答】
※DI(Diffusion Index)は前年同月より景気が「良い」とする企業の割合から「悪い」とする割合を引いた値
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