中国地方9月DI 全産業の業況判断指数
投稿日:2023.10.13
〜日銀広島支店まとめ〜
いつも弊社サイトをご覧いただき誠にありがとうございます。
中国地方9月の短観が日銀広島支店より発表されました。
全産業の業況判断指数(DI)は+11で6月の前回調査から1㌽上がった。上昇は2四半期連続となっています。
製造業原材料費の高騰分の値上げや、自動車の部品不足の緩和が進み、非製造業では宿泊業の回復ペースが緩やかになり、足踏みとなりました。
【画像:中国新聞デジタル引用】
支店長談▶『総じてコロナ前の水準に回復した』と説明しています。
……………………………………………………………………
【業種別】
・製造業▶+3で3㌽改善(15業種中8業種でアップ↑)
➟自動車は半導体不足の緩和で部品の供給が改善し、車生産の回復で鉄鋼や非鉄金属も上向き傾向。紙・パルプや木材・木製品も値上げが進みました。。
・非製造業▶+18と横ばい(12業種中5業種でアップ↑)
➟卸売りや小売りで新型コロナ禍の影響が薄れ、原材料費の価格転嫁も進みました。一方で、宿泊・飲食サービスは全国旅行支援の一部終了もあり、11㌽下がりプラス38となりました。
……………………………………………………………………
【地域別】
・広島が+14で3㌽改善
➟自動車や関連部品の生産が好調で、先進7カ国首脳会議(G7サミット)の効果も相まって宿泊業も伸びました。
・山口は+6で1㌽
・岡山は+13で4㌽
➟それぞれ上昇↑
・山陰は+8で2㌽下落↓しました。
……………………………………………………………………
【予測】
・12月の中国地方の全産業DIは+10と1㌽減を予想。非製造業で物価高に伴う消費者の節約志向が高まるとみています。
……………………………………………………………………
※8月29日~9月29日に761社を調べ、760社(99・9%)が回答。