中国地方6月DI、2四半世紀ぶり上昇

〜日銀広島支店まとめ〜

 

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中国地方6月の短観が日銀広島支店より発表されました。全産業の業況判断指数(DI)は+10で3月の前回調査から3ポイント上昇↑。上昇は2四半期ぶりとなっています。

製造業で原材料費の高騰分の価格転嫁が進み、非製造業では新型コロナウイルス禍の影響が薄れ、宿泊・飲食サービスが好調でした。

中国地方DI

 

 

支店長談▶製造業は価格転嫁できた業種が目立ったが、卸では値上げが販売量の減少に大きく響いている』と説明しています。

 

【業種別】

製造業▶±0で2ポイント改善(15業種中8業種でアップ↑

石油・石炭製品や造船・重機・その他輸送用機械、繊維などで上向いた。部品の調達難が改善した自動車は+10と10ポイントアップ↑、13四半期ぶりにプラス値となりました。

非製造業▶+18と3ポイント上昇(12業種中6業種でアップ↑

特に宿泊・飲食サービスは+49と16ポイントアップ↑しています。

 

【地域別】

部品の供給制約で電気機械などが振るわなかった広島が+11で2ポイント悪化、山口は+5で1ポイント・岡山は+9で4ポイント・山陰は+10で4ポイントそれぞれ改善しています。

 

9月の中国地方の全産業DI+91ポイントダウンを予測。非製造業で人件費の上昇や、消費者の節約志向による販売の伸び悩みを織り込んでいます。

調査対象企業数

 

 

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