企業倒産3年ぶり増加 -中国地方-
投稿日:2023.04.14
~東京商工リサーチ広島支社まとめ~
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中国地方の2022年度の企業倒産(負債1千万円以上)は280件で、21年度より46件(19.7%)増↑。1965年の調査開始以来、2021年度に次いで2番目に少ないが、新型コロナウイルス禍が長期化した影響に原材料高が重なり、3年ぶりに増加に転じたと東京商工リサーチ広島支社から発表がありました。
業種別▶ サービス業など(92件 うち飲食業31件)、建設業(60件)、小売業(37件)
コロナ禍に関連した倒産は124件で44件増え、全体の4割強を占めており3月の企業倒産は40件に上り、2022年度の月別で最多となっています。
支社▶『コロナ禍の長期化で、融資などの支援を受けてきた企業が回復しきれず、経営を断念するケースが目立つ』と分析し、コロナ禍の影響は和らぎつつあるが『原材料価格の高騰も逆風になっている』とみています。
負債総額▶568億4千万円で24.7%増↑、10億円以上の大型倒産は6件で1件減↓、最大は昨年5月に特別清算の開始命令を受けた旧フタバ図書のSH東雲(とううん)堂(広島市西区)の193億100万円だった。
県別▶広島は120件( 27件増↑)、山口は45件( 6件増↑)、岡山は63件( 4件増↑)、島根は33件( 7件増↑)、鳥取は19件( 2件増↑)と5県とも増えています。
法的整理だけを対象とする帝国データバンク広島支店の調べでは、22年度の倒産は280件で43件増↑。負債総額は546億7千万円で19.6%増え、コロナ関連の倒産は128件で38件増えています。