中国地方【2022年貿易概況(速報)】
投稿日:2023.02.13
~広島税関支署まとめ~
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中国地方の2022年の貿易概況(速報)は、輸入額が輸出額を上回り、確認できる1979年以降で最大の8926億円の貿易赤字となったと広島税関支署より発表がありました。
輸入額➔ 石炭や原油の高騰などを受けて7兆3188億円と、前年から55・5%増↑
輸出額➔ 25.4%増↑の6兆4262億円。輸出入額とも2年連続の増加で、最大
貿易収支➔ 4191億円の黒字だった前年から赤字に転じ、赤字額はこれまで最大だった80年の7675億円を16.3%上回り、貿易赤字は1481億円のマイナスだった14年以来となります。
支署談:「資源高や円安、新型コロナウイルス禍からの経済回復が、輸入額を中心に影響した」とみています。
【輸入】
品目別:石炭が1兆4535億円で2.8倍に急増↑、原油・粗油は78.9%増↑(いづれも数量は微増)
輸入元別:金属鉱などが伸びたアジアが44.5%増↑、原油・粗油が増えた中東は75.7%上昇↑
【輸出】
品目別:鉄鋼が1兆1933億円で36.4%増↑、石油製品は5141億円で3.1倍、自動車は1兆6847億円と18.9%🆙
中国・上海のロックダウン(都市封鎖)の解除で、後半は一定に回復したとみられます。
輸出先別:米国が1兆196億円で33.1%増↑、中国は鉄鋼などが好調で11.3%増↑
【輸出元県別】
広島県:自動車と鉄鋼が伸びた広島は2兆7454億円で23.2%🆙、山口県:石油製品が伸びて17.4%上昇↑
岡山は石油製品、島根は織物用繊維など、鳥取は鉄鋼がけん引
輸出入を合わせた中国地方の貿易総額は13兆7451億円で39.8%増↑、最大となりました。