中国地方1月【経済情勢】
投稿日:2024.02.09
~中国財務局まとめ〜
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中国財務局が中国地方1月の経済情勢を発表しました。
景気判断『緩やかに回復しつつある』とし年4回の判断で2期続けての据え置きです。
財務局『雇用や所得が改善する中で緩やかな回復が続く』と見通す一方『世界的な金融引き締めや、中国経済の先行きへの懸念が景気を下押しするリスクもある』と指摘しています。
▼個人消費『緩やかに回復しつつある』
┗ 百貨店販売・家電販売:低調、前年を下回っている
┗ ドラッグストア販売・スーパー販売:好調、前年を上回っている
┗ 乗用車販売(新車登録・届出台数):好調であり、前年を上回っている
▼生産活動 『緩やかに持ち直しつつある』
┗ 電気機械:中国の景気回復の遅れなどから減少
┗ 鉄鋼:海外向けの需要が低調なことから減少
┗ 輸送機械:半導体不足の改善などから増加
┗ 化学:インフラ向け樹脂原料などの需要が堅調であることから増加
┗ 汎用・生産用・業務用機械:食料品向けの需要が堅調であることなどから増加
▼雇用情勢『持ち直している』
┗ 有効求人倍率は、引き続き高水準で推移。新規求人数は、前年を下回っているものの、ほぼ横ばいで推移している。
▼設備投資 『5年度は前年度を上回る見込み』
┗ 製造業:「その他製造業」などで減少するものの、「自動車・化学」などで増加することから、全体では前年度を上回る見込み
┗非製造業:「小売」などで減少するものの、「電気・ガス・水道業」「運輸、郵便」などで増加することから、全体では前年度を上回る見込み